13000円国際線ファーストクラスの旅
序章は続く。
早朝夜明け前のボーダー、境界へ。
一国の特別行政区から特別行政区に渡るのであって国境越えではない。
いまアジアではホットスポットではなかろうという場所。
空港からのバスをおりた乗客はたった二人。
閑散とした不気味な感じの綺麗すぎる巨大な関所。
再びeチャネルを使って指紋読ませて3秒で通過。
中は至ってシンプル。
バスのチケット売り場と乗り場。
加えて飲料自販機とコンビニサークルKぐらいはある。
バスチケットは自動券売機がずらり。支払いはお決まりのオクトパスでOK。
マカオ行きチケット、6時を境に深夜料金から昼間料金に変わる。その差は。
5ドル。そんな時間差だけに少し待ってみて購入。およそ1000円で越える。
こんなシャトルバスがやってくる。
24時間運行。深夜早朝にそれほど需要はない模様。マカオ方面。
東の空が明るくなり始めるころ10人少々を乗せたバスは出発。
空港の脇をすり抜け、
これまた不気味なくらいに閑散とした片側3車線の高架道路を進み始める。
これが世界最長の海上橋
「港珠澳大橋」
海の果てまで橋が伸びている。
香港側で一部海底トンネルに。
地上に出ても延々と伸び続ける橋。
進行左に時折空から大きな鳥が着陸していくところがみられる。
そして走る事30分。
見えてくる隣りの特別行政区。
パッと見はただの有料道路の料金所を抜ける。
ヘビの道を抜けた先にあったものは、界王星ではなく
マカオ側のボーダーであった。
これまた閑散とした境界を抜けると。
こんなフロアに出る。7時15分。
1F外に出てみますとこんな案内看板。進行左前に進むと。
路線バス乗り場。
2択。
101Xは半島を北側からまわってぐるり。
102Xこちらは半島のお馴染みのホテルリスボアやウィン、タイパ島へ向かうバス。
いずれもお値段は6ドル。
いわゆるワンコインバス。
埋立地に作られたボーダーを出発。
時間もい時間だけにマカオの朝通勤時間でそれなりに混んでくる。
ということでひとまずウィン、リスボア付近で降りる。
朝を浴びてさらに神々しいグランドリスボア、略してグラリス。
きっとここに界王様が住んでいるのでしょう。
午前8時。さすがに早すぎる朝カジノ。
地元食に拘りのない旅、ちょっと歩いてMGM近くの朝マックで時間調整。
450円ほど。日本とくらべてNOクーポンで勝負するとちょっと割高なぐらい。
まずはここで。
続く。