旅行どころか外出自粛ムード
あくまでコロナ特措法(特別措置法)
国または自治体からの要請中であるが。
それはさておき。これもまた良い機会なので
人様からのご紹介より読んだ本をさらなる
ご紹介、初の【ブックレビュー】
とやらをしてみる。
その本のタイトル
「マーケット感覚を
身につけよう」
という至ってシンプルなタイトルの本。
目的は明確な指南書
著者はブログ界の神様といってもいい
肩書・実績ともに非の打ちどころない方
初版は2015年2月なので
およそ5年前に書かれた本。
ちょっと古めながらも内容は
適正適時と言おうか。
先に結論から言うなら
サブタイトルに書かれいてるように
この本を読み終え読み解けたならば
「これから何が売れるのか?」
わかる人になります。
というわけでざっくりと
読み込んだ内容をかいつまんで紹介。
まずはとっかかりに
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序章飛ばして1章では。
大きく「論理的思考」とタイトルにある
「マーケット感覚」について書かれている。
市場で売られているすべてのものは
モノではなく価値。その価値を
論理的に分解して理解出来る能力=
マーケット感覚とざっくり
そのマーケット感覚の重要性について
投げかけたうえで話をはすすむ。
2章では
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実際社会・世間での市場化について
一例として相対取引から市場取引への変化、
つまりコネ採用から市場化した就活への
変化について書かれている。ついでに言うなら
婚活についても市場化しているとの話も。
そんな市場化していく変わりゆく社会に対して
市場参加者が大きく変わったとき
ゲームのルールがどう変わったか。
それを見極める能力も必要な
マーケット感覚と書かれている。
これからの市場化社会においては、
ひとつの分野にこだわり続けるより、
需要が増える分野を見極め、伸びている分野に
すばやく移動することの方が有用な場合が
多い。それだけネット化された社会の変化は
速いとしるされている。
ちょっと飛ばして
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「すべては価値から始まる」
そこでまず始めに改めて「マーケット感覚」と
「マーケティング」の違いについて触れている
整理すると
「マーケット感覚」とは
社会や人が動く根源的な仕組みを理解する能力
「マーケティング」とは
社会や人が動く根源的な仕組みを活かして
何らかの目的を達成するための手法
と定義づけている
要はこのあたりでマーケット感覚が養われているのであれば、つまりモノの価値を探し気がづけるのであれば、そのプロセスでの能力やスキルなんて必要はないと心強い言葉が添えられている。
そしてここで改めて
「潜在的な価値に気づく能力」=
マーケット感覚と述べられています
そしてついに具体的その
サブタイトルにあるように
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「マーケット感覚を鍛える5つの方法」という章に
①プライシング能力を身につける。
文字通り。普段から様々な取引を
市場と見立てて値付けをしてみる。
それも様々な立場・環境等を勘案しながら
色々とシミュレーション・想像・予測してみる
習慣を持てということである。
②インセンティブシステムを理解する
新しいキーワードがここえ来てさらに登場する
その意味は「人が動く理由や仕組み」
これを深く考える癖をつけよと言っている。
①と重なるがそういう観点からも市場とは
積極的に関わることが大切だと。
もう一つ面白い言葉が続く。
それが「欲望センサーを磨く」
欲望をごまかすことなく問題に対して
規制や罰則よりもインセンティブシステムを
理解して解決方法を考えよという教えである。
これは個人的にも結構好きな考え方。非日本的
③市場に評価される方法を学ぶ。
一言でいうならばそれは会社員なら誰もが
縛られがちな組織評価。そんなものより
市場評価される事を重んじろ
ということである。
案外忘れがちだが自信が消費者(側)なら
当然組織評価されたものより市場評価
されたものを信頼する。この辺りでは組織の
マーケティングにおける弱点をサラリーマン
なら誰でも納得出来るような表現で面白く書かれている。
ここであえてまったく役に立たない情報を
1行かかせてもらうなら
「(組織内)人脈派・根回しに長けた人=
大企業では仕事ができる」
要は
顧客(市場)に、支持される人で
市場に選ばれるスキルが無いと
今いるその組織でしか通用しない
という話である。
もう少しぐっとくる内容
【市場化した社会】では作りこみ能力より
素早い行動力と迅速な意思決定が
重要「やってみてから決める」
のほうがチャンスがつかみやすい
後残り2つの事でまとまっているが
この辺りで十分な方法
たった3つでも実行すれば
十分マーケット感覚が身につく
のではないかと思う。
以上が
「巣ごもり日々市場動向を意識して
航空券を買いあさる旅人」が読んだ
経済的マーケティング本
レビューである。