これはタイトルなき
悲しい旅の記録である。
ただその記録は残念ながら
途中で途絶えた。
香港島に上陸。
まるで何かに追われているかのような動向。
別に何も追われていない。
ただその道のりを強制的にある国の
入国管理官に変えられただけである。
19時過ぎに完全に夜景モードの香港。
見とれる間もなくボーダーをこえ足早に歩く。
足早、写真に手振れ。
セントラル(中環)から香港駅まで歩く。
地下鉄にして1駅。
香港らしい風景をもう1枚。
駆け抜ける。
この辺りの土地勘に迷いわない。
エアポートエクスプレス香港駅へ。
フェリーターミナルより歩くこと10分少々。
ここで韓国AREX以来の再登場
「KKday」3割引きクーポンを利用。
これは結構大きい。
1000円少々で空港へ
高速アクセスができる。
チケットもすべてオンラインで解決。
送られてきたQRコードをダイレクトに
この改良型改札機かざすだけ。
KKdayの力ふたたび。足を止めることなく
24分で空港へ。
フェリーターミナルから空港まで
40分ほどであろうか。
余裕をもって20時ごろには
T2チェックインカウンター到着。
片隅にしいたげられた
ジェットスタージャパン。
チェックインカウンターに人影はなく。
ウェブチェックイン済み、パスポート確認の
搭乗券発券は1分もかからず。
ここでお別れ常夏バンコクから共に
やってきたタイウォーター。
お馴染みEチャネルでさくっと離港。
目指すは遥か彼方。
当然T2からT1経由のミッドフィールドへ。
格安の200番台搭乗口はもはや常識。
プライオリティパス、当然いきつけの
プラザ・プレミアムラウンジで寄り道。
夜食を投入。
フィッシュボールヌードルと黒ビール。
もはやこれは締めの香港の味と
化してきている。
胃袋を満たし深夜で完結する深夜便の
搭乗口へ。再びシャトルトレインへ。
やってきました遥かかなたの
ミッドフィールド。
定刻の出発の模様。
関空到着は深夜の2時。ということでお値段は
前日にして9000円。
うまく繋ぎあわせればアジア間のフライトは
もはや1区間1万以内。
そういう時代である。
無念の最後の帰国便は自国の航空会社となる。
深夜完結便とは思えないほどの搭乗率。
体力さえあれば超合理的な移動とも
考えられなくもない。
香港上陸時間およそ2時間
そして深夜の母国へ向かう。
最終話へ
続く。