タイトルなき悲しい旅の記録⑮最終話(思い。)
これはタイトルなき
悲しい旅の記録である。
ただその記録は残念ながら
途中で途絶えた。
※※※最後にその思いをぶちまける※※※
ここまでお付き合いいただいた方、
新たに御覧になられた方。
ぜひお読み同意・拡散・共有を
切に願うところ。
定刻で関西空港母港へ着陸。
当初の旅程最終日の深夜2時である。
半日以上ここに早く戻ったことになる。
深夜の到着は沖止めである。
明日の国内線にでも使われるのだろうか。
深夜完結便。最後の砦、国内での入国。
査証欄節約のためいつもの自動ゲートへ。
何事もなく指紋認証されゲートが開く。
見慣れた帰国のルート。物静かな真夜中。
気持ちも重く。テンション低めな税関も
何事もなく通過。
照明薄目なT1到着フロアへ。
目的を果たせず帰国するその気持ち。
帰国できた安堵とともに
初めて味わう言葉にならないむなしさが
込み上げてくる。
ブラジル上空を。安倍マリオの登場した上空を
跳び越すはずだった。
もはや機能していないというのは
数日後の台風での出来事。
休養している駅前のこの静寂。
行きつけの寝床方面へ向かう。
もはやこの辺りまで照明落とされている
日本ブランド。ということで世界屈指の
良心的空港泊スポット。
満員御礼ということで向かいの
バーガーキングで朝を待つ。
8月の最終日。まだまだ真夏の暑さである。
南半球仕様を準備したのに常夏の国で
完結しその役目を果たすことはなかった。
そして関空連絡橋を渡ったころ。
あのメールが飛んできたのである。
まるでタイミングを計っていたかのような
とどめを刺すかのような
オーストラリア入管からの
ビザ取り消しの通知。
3日前に阻止しておいてその正式書面は
後付け。その数日は有効であったのか。
※※※ではその思いをぶちまける※※※
ビザの取り消し理由は簡潔に言えば
上記書面にあるように滞在時間と
旅行者としての不一致。
マイル加算目的旅行でのマイレージ登録が
されていなかったこと。
(提出書面に記載ありあちらの見落とし)
とのことだが、もちろんその理由は
不当だと返信している。
それを百歩譲ってオーストラリアの入国を
拒否したとしてもトランジット権限まで
潰されているのが納得いかず
その事についての説明を求めているが
回答がない。
みなさんは同じ旅人として
納得がいくだろうか。
1国の入国審査が事前にビザを許可しておいて
たった30分、その当事国より前の国で突如
行われ、その先無関係の国の搭乗券を含めて
すべて没収されるようなこと。
オーストラリアをすべて
非難するわけではない。
この判定をしたタイ在勤のオーストラリア
入国管理局の担当者。
その判断を非難しているのである。
※※※繰り返しとなるが
ここまでお付き合いいただいた方、
新たに御覧になられた方。
ぜひこの旅の記録に同意・拡散・共有を
していただければと切に願うところである。
以上がこの
「タイトルなき
悲しい旅の記録」
の全てである。
終わり。