人生には再び訪れてみたい場所がある。
そして「幸せになる秘訣」、
あの映画のあの言葉を信じて
「毎日を同じように、もう一回繰り返す事」
なんだか良くも悪くもコロナから
学んだこともそれなりにあったわけで。
本題へ。
例の如く、シーズンオフに前もって
押さえておくとコロナ前の常識では
前回同様圧倒的破格で
抑えられた正式名称
今回も「一休.com」
クーポン力にあやかり
入湯税含め3000円少々
でお世話になりました。
季節は変わり、ハイシーズンの入り口この価格
あまりに価値がある。
御覧のように村は、
これから最盛期を迎えるにあたり
草木、花々が強くその存在を示しあっている。
前回訪れた9月は
この苗が収穫の時期を迎えていた。
今回特に感銘を受けたのが、
その香りである。
花の香りでそこら中
あふれかえっているのである。
そして初夏?に下界では
感じ得ない心地よい風。
これが
雪解けの進む高地から受ける恵の一つ
なのだろうか。
「みそら野エコーランド」
別荘群の入り口へ。
「再び訪れてみたい宿、勝手に10選」
ぐらいが現れる。
看板に「お帰り、ようこそ。」
と言われていると錯覚しながら
コロナ対策「Social distance」
徹底されてますモード
これは結構斬新4分割方式。
この自動除菌用マシーンが
そこかしこに設置されている。
この辺りの徹底は他のホテルとは
群を抜いている。
特に話題のアパなんて話にならないレベル。
帰ってきた感のます通路。
おしゃれBGMが
その気持ちをさらに高める。
コロナの影響により温泉が売りのホテルが
利用不可(大浴場休止)になりかけたので
今回も温泉利用出来るように
出来ないかと相談したところ・・・
当日空きがあればとのことで
変更していただけました。
これも結果いい方向にコロナが
作用したわけでもあって。
あとは変わらぬその空間が。
その温泉が。
常時浴槽に注がれているわけであって。
黙って外を眺めて
「お好きな時にお好きなだけ」
入浴するだけであって。
いつもの駅前スーパーで
調達したりんご群をお供に。
ひとばん過ごすのであって。
※2020年6月6日より再開しているそうです。
ご安心を。
左下にさりげなくおかれた
ご当地チューハイをひとつ。
ほんの1年前、
東アジア系外国人で溢れていたこの場所も。
いまはその座席をいくらか取り除かれ
誰もここで過ごす客がいない。
外の静寂。
美味しい空気と素敵な闇夜は健在であって。
部屋に戻ってお隣さんは
DREAMING MODEということでした。
翌朝。
前回とは打って変わって朝活。
してみる。
付近を散(走)策してみる。雪山がうっすら。
言葉にする必要のない
最高の朝の空気が流れているわけであって。
徒歩と言いたいところ。
ジョギングで20分少々(ペースによる)
白馬といえば長野と言えばの
あれがみえてくる。
スキージャンプ台。
皮肉なもので来月、ここ長野で迎えた
1998冬のオリンピックに続くはずだった
東京2020。延期の決まったその年に
ここにいるのである。
観客席最上段に上がって見る。
およそ20年前に世界がこんなことになるなんて
誰が想像出来ただろうか。
最高の眺めに思いは複雑ながら
価値ある良き時間を過ごさせてもらっている。
モニュメント。何を思うかモニュメント。
そして。何を思うか我が人生、
そんなAbout Time がゆったりと
雲のように流れ行く。
もう少し走り足して、部屋帰って窓を開け
天然の風と生き物の声に
耳を傾ける。
しばらくは何の関係もない
世界の天候でも眺めて。
疲労を即時取り除き。
相変わらず高接客レベル。
ビジネスホテルでは聞けない
「良い1日を!」
という最高の見送りの言葉をいただき。
白馬を立ち去る。