タイトルなき悲しい旅の記録⑪
これはタイトルなき
悲しい旅の記録である。
ただその記録は残念ながら
途中で途絶えた。
バンコクに無泊のはずが
結果2泊3日の滞在となる。
お世話になってますこの
ドミトリーベッドに別れをつげ。
出国カード回収されたままでいたにも関わらず
事情を理解して泊めてくれたフロントに
礼をし旅立つ。
というより帰国路につく。
いつも格安でありがとう。
2日前に降り立ち同日に打ち返された
スワンナに3度訪港。
問題はない。
何も悪いことはしていない。
ただ疑われただけ。
それでも気になるチェックイン。
ちょっトラウマ。
例のごとくチェックインの混雑はない。
前日片道購入のフルキャリアで12000円で
飛ばせてくれる
良心的航空会社エアマカオ。
聞かれたのはマカオから先の足。
香港からのジェットスターの乗り継ぎの
予約画面をスマホ画面で見せる。
同日かといったところにちょっと驚くも
問題なくチケット発券。
まず第一関門クリア。
続いて出国審査。
タイの入国で渡される出入国カード。
出国カードは本来はキープして出国時に
パスポートと一緒に提出する。
これがルール。
しかし1回目の出国(普通の人は2回もしない)で回収されたまま、取り消しにあったため
そのまま出国カードなしのまま
ほったらかしという具合なのである。
それこそここが本来の経由地のチリで
あったなら大変な話であるが、ここアジア・
タイ王国では普通に亡くしたと言えば
用紙を出国前イミグレでもらえる。
なぜ出国を2日前に取り消されたか
をとがめられることなく
無事第二関門クリア。
思ったよりスムーズにことは進み、
行きつけになりつつあるオマーンラウンジへ。
昼前のこの時間。利用客はほぼいない。
バンコクにいることを
感じさせない食べ物と内装。
経由地に中東は含まれていなかったものの
ちょっとした旅の続きの妄想が出来る
悲しい現実。
デーツにアラビックコーヒー。
ドバイで頂いて以来だろうか。
こんなしゃれたフルーツの盛り方は
セレブ仕様。
ということでこちらはハラル限定。
ホテルモーニングと機内ランチの合間の
食事を済ませる。
ラベルの一番下の国名に
異常な腹立たしさを覚える。
それらしいお客さんも珍しくおられた。
御覧のように一通りそろった設備。
そしてやや他のラウンジからすれば
小さめだが混雑はない分ゆったり過ごせる。
ついでのその近所、搭乗口的にも最後の
経由地こちらも行きつけのラウンジ。
ここの良さは、窓があってゲートも
誘導路も見られるところかもしれない。
しかし欧米的オーラ満載さは否めない。
そして向かう。
搭乗口。
果たして
続く。