これはタイトルなき
悲しい旅の記録である。
ただその記録は残念ながら
途中で途絶える。
今、その時がきた。
※※※このブログの最大の場面。
ぜひしっかりとこの事実を
共有してほしい※※※
海外旅行を愛する者の中で。
この歴史を物語る青い本に
その名が刻まれた日本人が
何人いるだろうか。
「キャンセル」
と書かれたこの本。
それは1度出国を
認められたものが
再入国する際に記載される
書物である。
ラウンジ
をでた後、
旅行人生
最大の事件
が起きることになる。
時間を
巻き戻す。
搭乗時刻にゲートに向かう。
ゲート前で2度目の保安検査。
スワンナプームからの
出国でこれは初。このあたりで
言うところの
KLIA・チャンギ方式。
ほろ酔いで荷物を開けて
チェックされたあと。
搭乗券をゲートにかざす。
けたたましい警告音がなる。
状況が理解できない。
スーツをきた
50~60代の白人の
2人組男性がこちらに
視線を向けている。
ネームプレートを見せ、
我々はオーストラリアイミグレ
と名乗りだす。
ちょっと話を聞かせてくれ
と列をはずれ椅子にすわって
インタビューがはじまる。
根掘り葉掘り
ありのままに説明し、
全てが全て真実で。
隠すべきものは
何一つない。
もっている書面を
すべて提示する。
この先チェックインした
3枚の搭乗券も見せる。
もちろん荷物なんて
大したものはない。
チェックインスタッフや
これから搭乗のオーストラリア人が
何事かと言った感じでこちらを
見て優しく話しかけてくれたりしている。
2人組のボスらしきほうが
主に会話し、もう1人は遠めに
監視している。
説明を終えた後、
どこかに電話をしている模様。
そして出発時刻が迫ってくる。
そこで下された決断。
搭乗阻止。
(拒否)
という言葉が正確であろう。
乗れないと言われる。
いや乗せないと言われる。
ビザ取り消しに関する書面は
その3日後に発行されている。
だから正確には搭乗券
没収の搭乗阻止
表現がふさわしい。
ならば100歩譲って
オーストラリアには入国しない。
トランジットすると申し出るも
航空券を返却されず。
飛行機には乗れない。
リルートを指示される。そこで
THE END
聞いたことがあるだろうか。
これから向かう国の
トランジット時間の
ために観光ビザを申請して
その許可がおりていた
にもかかわらず、
その当事国に渡る前の国の
非制限エリアでたった
30分のインタビューで
当事国の入国を拒否を
判断しその先の
トランジットする搭乗券まで
握りつぶされるなんて話。
入国拒否に
理由は前述。
簡単に言えば
滞在時間が短い。
コストのかけかたがおかしい。
マイレージ登録がない。
=真の旅行者
(観光者)
ではない。
たったこれだけのことが
この旅の記録を
かき消された
理由である。
続く。