帰国時間がせまってくる深夜便。
日が暮れる前にタワーから下界へ。
バスでいつもの湖の南エリアで降車。
小腹を埋めるに路肩露天おばさんの誘いにのって食べてみる50円。
見た目がちょっとさえないが味は抜群。
ココナッツミルクスープにたくさんのナッツ。
柔らか食感、もちのような個体の中に胡麻餡のようなものが包まれている。
はっきりいって旨い。完全日本人向きグルメ。
何かこの街ははずれない。特に露天たち。
そんな感想を持ち歩くながら終盤へ向かう。
得意の帰宅バイクラッシュがはじまりつつある時間。
湖を越え、さらに旧市街を越え一目散に北上。
フルーツ売りのおばさんの出勤し始める時間。
一応参考までに見所だけによってみるもドンスアン。
意外と早い18時前閉店。
これといって関心のあるものもなく通過。とにかく狭い。そんな市場。
そこからやや東へ5分少々いったところに最後の目的地。
ロンビエン橋&駅がある。
ありがちな売店に見えなくもないが、これがれっきとしたステーションである。
解放、いや放置された駅構内を抜けると橋の上に出られる。
これが噂の橋。なんとも不吉な写真を撮る二人組。
しかしこの橋の解説は・・・。
「ベトナム戦争時には、アメリカ軍から何度も爆撃を受け破壊されるが、その度に修復され、粘り強く戦い抜いた。超大国アメリカを駆逐したシンボルとされている。」
きっとそういう意味があるのだろう。
日が暮れて豪快に予定時刻を遅れてやってきる列車。
一応、灯を持って出てくるBNR駅員。片手はしっかりポケットに。
きっと、何か仕事しているようだ。
ベトナムの「V」かビクトリーの「V」か定かではないが
これが折り返し先頭になるっぽい機関車の貫禄。
雨が強くなってきたのでNOアンブレラでホテルへ荷物を引き取りに戻る。
その前にハノイ109の北側のとおりにあるすごく目立つ緑の看板の店。
ラストフォーを流し込む。
最後は変化を与えて汁なし系のドライ・プノンペン風ポークでいってみる。
ナッツぎっしり、この底に汁なしフォーが埋没している。
その隣のスープもかなりいけてる200円の合格点。
荷物も受け取り雨降るハノイ旧市街。
109に入っているベトナムコーヒーチェーンで最終の時間調整。
いわゆるVENTIサイズで200円はありがたい。ただしその実量は・・・。
雨降るハノイ、その中心は始めてみる沈静化したトラフィックジャングルなのである。
フライデーナイト、花金だけに何やら特設ステージがあり盛り上がる旧市街。
後ろ髪をひかれる思いのステージ。
「さよならハノイ。またいつか訪れたい。そんな街。」
最終、帰国編へ。
続く。