空港市内アクセス路線バスの旅。
ハノイシティーバス86番、毎時0分30分のタイムスケジュール。
車内へ乗り込む。御覧のようなとっても新しい綺麗なバス。
13時過ぎのこの時間待っている乗客は意外と少ない5人程。
きっちり着席いただける。
あれだけいたベトジェット就航便の日本人の群れ。
どこへ消えたかは定かではない。
主にはこのバス、地元従業員の足となっているのかもしれない。
運賃は175円ほど。発車してすぐ車掌が切符を切りにやってくる。
切符の切れ目が収受済みの証明。(符を切るから切符か。)
お釣りもがっつり持ち合わせているから高額紙幣でも問題ない。
ちなみにご存知この国には、
小銭がない。
事前にグーグルで調べていたルート検索では、
ホアンキエム湖付近のバス停で降車を予定。
今回もコスト削減、直感と事前調べで勝負を挑む立ち上がり。
走っていれば湖ぐらい見えてくるだろう。そこで降りよう。
その考えが甘かった。
ホノルルの教訓をいかせず。
ちなみにバスは西湖とホアンキエム湖の2つの湖横を通過する。
最初の一瞬見えた湖に反応して比較的多くの客が降りるバスターミナル風のバス停でつられて降りてしまう。
ここからちょっと焦る。時間はあるが時間を無駄にしたくないだけだが。
降りた目の前に地図があるものの。現在地がわからない。
近くにいたというか。声をかけてきたGrabバイタク(バイクタクシー)のおっちゃんが乗らないか聞いてくるが、それよりいまどこ?で聞き返す。
バイタクのおっちゃんがその近くにいたお姉さんに、聞かれたことをふる。
そのお姉さんにホアンキエム湖の地図をスマホメモでみせると次に乗るバスの番号を親切に日本語で教えてくれる。
タイミングよくきたそのバスに乗り込むも、西洋風の入り組んだ複雑な路地と東洋風のカオスな雑踏が交じり合い、さらに今を見失う。
諦めてバスの車掌にさらに地図をみせると、言葉が伝わらないものの一生懸命数字やら記号で伝えてくれる。
車窓から目を凝らし下調べした何かが視界に入らないか探る。
そこにアジアらしからぬ教会と湖が視界に入ってくる。
これで現在地を確信してバスを降りる。
ちょっと長文になってしまったが、これでわかること。
・この都市の人は、客引きが意外と紳士的。
・わからなくてもなんとかしようとしてくれる。
たった3人との絡みであったもののそれが読み取れたそんな瞬間だった。
最初からネットワークをつないでいるとこうはならない。
そんな予想外に長引く市内アクセスから学ぶ編。
終わる。